『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』に対する意見
- 2023/02/09
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『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』に対する意見
>また、日本では自動車を輸出するために、食と農が生贄にされ、貿易自由化と規制改革が進められて来ました。そのため農業従事者の収入は増えず、担い手の減少・高齢化など、ひっ迫した問題に直面しています。
人口が一定だと仮定すると、需要は必ず飽和します。そして、飽和に達した産業の成長は止まります。
つまり、買い替え需要だけになってしまいます。
資本主義経済による共同体運営は永遠の経済成長を前提にしていますから、人もお金も成長が止まった産業からより収益性の高い産業へと移動します。
日本国は所謂ベティ=クラークの法則通りに経済成長してきた国ですが、第3次産業の需要も飽和に到達してしまったがために産業構造の転換が遅々として進まず、経済成長が止まってしまいました。
そして、農林水産業の人口は高齢化も相まって減少し続けています。
確かに、移民を大量に受け入れ続けて有効需要を増やせば食の需要は拡大しますが、国の人口の減少速度に移民の受け入れ速度が追い付きそうもありませんから日本国は貧乏国になって行かざるを得ないわけで、貧乏国の移民になりたいという物好きはいないわけですから移民政策は失敗に終わるでしょう。
資本主義経済を止めて循環経済にすれば、つまり経済成長を必要としないお金の発行方法にすれば、食の自給率を高めることは可能でしょう。
【エンデの遺言】
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