周恩来・キッシンジャー会談

周恩来・キッシンジャー会談

2015/09/18 textream

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周恩来

「ご存じのように、貴国はソ連がチェコスロバキアに軍隊を送ったことに反対していますが、その貴国が何故外国領土に軍隊を置いておけるのですか？」

キッシンジャー

「我々は日本に軍隊を送り込んではいません。もし、日本政府が撤収を求めれば、当然撤収します。もし、日本が安保条約の廃止を求めれば、1年以内に米軍を撤収させるつもりです。彼らが望まない以上は駐留しないつもりです。日本の自衛隊は米国のために何もしてくれません。しかし、チェコスロバキアに駐留しているソ連軍はチェコスロバキアの人々に政府を押し付けています。ですから、根本的な違いがあります。」

アメリカが国防力を遥かに超えた軍事力を持つ理由は、ドルが国際基軸通貨だからなのね。キッシンジャーは周恩来の質問をかわし、世界に展開ている米軍の目的を語っていない。

しかし、日本が日米安保条約を望まないのであれば、条約を廃止して日本から米軍を撤収させると言っているわけだから、キッシンジャーは日米安保条約の本質は日本を守ることが目的では無いことは認めているんだよ。

キッシンジャーと周恩来の会談はブレトンウッズ体制の崩壊後ではあるが、それでも当時のドルの信頼は絶大だった。

しかし、やがてインチキ通貨体制は綻びを見せ始める。

また、世界一の馬鹿国民だったアメリカ国民は、薄々ドル体制のカラクリに気付き始めた。

だから、アメリカの負担を日本に分担させる必要があった。

ポチ安倍は、集団的自衛権の合法化することでアメリカの負担を軽減し、ドル体制を支えるつもりなんだよ。

いいかい。所謂安保法案というものは、国民を守るためのものではなく、現行の国際通貨秩序の延命が目的なんだよ。