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ナショナリズム②

ナショナリズム② 
2019/1/7 Yahoo!ブログ

当時外務大臣だった麻生太郎氏は、国民国家とナショナリズムは近代が生んだ毒であると称しています。

国際交流会議「アジアの未来」2006,「アジア共同体」への道‐構想と展望における麻生太郎外務大臣スピーチ:「ネットワーク型アジア」の未来を構想する  2006年5月26日
 
5.「国民国家」の枠、「ナショナリズム」の罠を超えて

もうお分かりいただけましたように、わたくしが描くアジアの未来像とは、ネットワーク型のそれであります。そして愛国者の一人として、わたくし、でき得れば、日本にそのネットワークにおいて、知恵の力を指導力の源泉とする国であって欲しいと、そう願っておりますし、これまでスピーチでもそう述べてきた次第です。

言い換えてみましょう。

ネットワーク型という以上、わたくしは、未来のアジアが、近代が生んだ、良くも悪くも最大の発明の呪縛から解放されている姿を夢見ています。

近代の生んだ毒......。それはすなわち「国民国家」であり、「自民族中心主義」という意味に規定される「ナショナリズム」でした。

この2つは、地図に黒々と、太い国境を引く思想でした。また時として、その国境を外へ外へ、無理やりにでも広げていくのをよしとする考えでした。そうでなくとも、これらは固い甲羅を想像させる発想です。「対話」でなく、「対決」を促すものでした。

他人(ひと)のことは言いますまい。日本人は一度、国民国家とナショナリズムという、強い酒をしたたかにあおった経験があります。

皆さんこれからのアジアは、国民国家の枠、ナショナリズムの罠に絡め取られるようではいけません。アジアをアジアたらしめたのは自由で開かれたネットワークだったのですから、未来はそのネットワークをもっとしなやかで、一層ダイナミックなものとするうえにこそ、築かれなければならないと考えます。

わたくしが楽観論者だというのはまさにこの点で、アジアはこれからも、偉大なネットワーク社会として伸びていくに違いないと確信する一点にかけて、わたくしは人後に落ちないつもりなのです。

雛形は既に、わたしたちのすぐ身近にあるではありませんか。

今日まで弛まず一体化の努力を続けてきたASEANこそは、アジアを一大ネットワークにした立役者でした。この土台の上に、「ASEAN+3」がつくられ、昨年はさらに「東アジアサミット(EAS)」が呱々の声を上げました。

「ASEAN+3」にインドとオーストラリア、ニュージーランドという民主主義の仲間を加えたEASは、アジアのネットワークを一段と豊かにしてくれるものです。わたくし思いますに、EASが「知のネットワーク」の有力な母胎となってくれるとすばらしいでしょう。

その一つのアイデアとして、EAS参加各国の「知」を代表する賢人・科学者たちが一堂に会し、このようなネットワークをどう活用するか、将来に向けてどう発展させていくかということを議論しあう場、いうなれば「Asia Intellectual Leaders Summit」とでもいうべきものを開くことができれば、なおいっそうすばらしいのではないでしょうか。

資本主義経済のために人工的に作られた国民国家という共同体を、古来から連綿と続いている共同体だと思い込ませ、作り物のナショナリズムを刷り込んで国民という構成員を作り上げた。
例えば、極左テロリスト達は資本主義経済国を作るために明治維新という革命を起こして大日本帝国を建国し、万世一系の統治者として天皇を国家元首に据え、天皇に忠義を尽くせと刷り込んで国民という構成員を作り上げたのである。
つまり麻生氏は、国民とは共同体を維持するために必要な道具であり、道具にするためにナショナリズムという毒を用いたと言っているのです。
その毒をしたたかにあおったことで300万もの死者を出し、先祖から受け継いできたきた土地を焼け野原に変えてしまうという結果をもたらしたのである。

その毒である公定ナショナリズムを振り回し、我こそが日本人であると声高に叫び、自らに反する者を反日だ左翼だと攻撃している人達は自我が確立していない未熟な人間である。
どの国でも自我が確立していない人が一定数存在するが、どうも最近は自我が確立していない人達が急増しているように思える。
ネット依存の影響なのだろうか。


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