無知だから騙される
- 2019/04/25
- 12:00
無知だから騙される
>むしろ現代貨幣論(MMT)の実践できる環境とは、自国通貨発行権という国家主権が、存在してこそなのです。
あのね、大半の国民国家は中央銀行システムを採用しているわけ。つまり、大半の国家は資本主義経済国であり、中央銀行が法定通貨を発行しているんだよ。
でもね、大半の国家は貿易によって不足分を補っていてね、完全な循環経済を実現している国など存在しないわけよ。
したがって、自国通貨を外貨に両替しなければならないわけだが、中央銀行システムのルールを無視して好き放題発行されたお金には信用力が無いから両替してもらえないんだよ。
>海を超えて、強制的にさせられたに押し付けられたに等しい、グローバリズム・新自由主義とは天と地ほどの差です。
経済成長率が鈍化した原因は、需要が飽和状態になってお金の流通速度が落ちてしまったからなのね。
経済成長するにはお金の流通速度を上げる必要があるが、経済ナショナリズムを振り回してはいつまで経っても流通速度は上がらない。
だから、『聖域なき構造改革』というスローガンを掲げて改革を推進したわけ。
所謂新自由主義を理解できないのは、資本主義経済のメカニズムを全く理解していない証拠なんだよ。
>政府がプライマリーバランス目標などという、愚にもつかない目標にひた走るのではなく、景気、不景気によって政府支出を加減する政策です。
いいかい。計画的でない限り、個人による自己破産も企業経営による倒産も当然一定の責任は伴うものの死刑になることはないわけよ。つまり犯罪では無いんだよ。
それは国家の財政破綻とて同じことであり、破綻した国家は消滅することなくリスタートが可能なのね。
でもね、必ず返すという約束でお金を借りるわけだから、返す努力もしないで約束を破ってしまったり、ルール違反をして破綻を先延ばしにしてしまうとリスタートは困難になってしまうんだよ。
何故なら、約束を守る努力をしない人(国民)やルールを守らない人(国民)は信用が無い人なのだから、次からは誰もお金を貸してはくれないからだよ。
MMT理論なるものは、財政ファイナンスを正当化して財政破綻を先延ばししようとするルール違反なんだよ。
借りたお金を返す努力もしないで平気でルールを破ってごらんよ。
その国家の中央銀行は、中央銀行システムから離脱するしかなくなるよ。
ルールを守って財政破綻を先延ばしするにしても、ルールを破って財政破綻を先延ばしにしようとしても、いずれは財政破綻するしかないわけ。
資本主義経済という経済システムはね、破綻するまでが1サイクルの経済システムなのね。それなのに、どうして財政破綻を先延ばしにしようとするの?
ルールを破っても財政破綻を先延ばしにしなければならない理由は何なの?理解不能です。
あのさ、資本主義経済のメカニズムを知らないのに、どうして知ったか振って経済を語るの?背伸びをするなよ。
【無限の価値を取り出そうとしてはいけない】
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