日本国憲法を知らない総理大臣⑦
- 2019/03/12
- 05:21
日本国憲法を知らない総理大臣⑦
2018/12/30 Yahoo!ブログ
所謂第3次アーミテージ・リポートで、彼らは日本は一級国家に留まるか、二級国家に転落するのかと問いました。
その問いの答えを持って訪米した安倍総理は、「アーミテージさん、わたしからお答えします。日本は今も、これからも、二級国家にはなりません。」と、彼らの前で誓いました。
個別的、及び集団的自衛権を行使するには、現行の憲法第2章と第9条を破棄した上で、自衛権の行使を可能とする改正案を憲法96条に則って改正する必要があります。
しかし、憲法第2章と第9条を破棄して新たに軍事力による国家防衛という条項を作ろうとすればまともな国民の反発を招くことになり、彼らとの約束を果たせなくなってしまいます。
ですから、閣議で小松内閣法制局長官を退任させて横畠内閣法制次長を長官に昇格させるという、まるで独裁者のような手法で解釈改憲へと突き進みました。
そして、閣議決定という禁断の手を使って集団的自衛権を容認したのです。
安倍総理は、集団的自衛権の容認という手土産を持って訪米し、「日本はいま、安保法制の充実に取り組んでいます。実現のあかつき、日本は、危機の程度に応じ、切れ目のない対応が、はるかによくできるようになります。この法整備によって、自衛隊と米軍の協力関係は強化され、日米同盟は、より一層堅固になります。それは地域の平和のため、確かな抑止力をもたらすでしょう。戦後、初めての大改革です。この夏までに、成就させます。」と、集団的自衛権の行使を合法化するための法案を夏までに成立して約束を果たしますと、アメリカ国民に約束したのです。
所謂安保法制は彼らからの要請で成立されたものであり、決して日本国民のための法律では無かったのです。
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